キャッシュ・メモリ

出典: くみこみックス

版間での差分
(新しいページ: ' キャッシュという呼び名自体が「データの貯蔵場所」という意味であり,わざわざメモリを付けて呼ぶ必要はありません.あま...')
1 行 1 行
-
 キャッシュという呼び名自体が「データの貯蔵場所」という意味であり,わざわざメモリを付けて呼ぶ必要はありません.あまりにも素っ気なく感じるためか,キャッシュ・メモリと呼ぶ人も多いようです.
+
キャッシュ・メモリ 【Cache Memory】
 +
<br>
 +
<br>
 +
 1.キャッシュという呼び名自体が「データの貯蔵場所」という意味であり,わざわざメモリを付けて呼ぶ必要はありません.あまりにも素っ気なく感じるためか,キャッシュ・メモリと呼ぶ人も多いようです.
<br>
<br>
<br>
<br>
【出典】Interface編集部 編;組み込み技術用語集,Interface 2007年8月号 別冊付録,CQ出版社,2007年8月.
【出典】Interface編集部 編;組み込み技術用語集,Interface 2007年8月号 別冊付録,CQ出版社,2007年8月.
<!-- 【著作権者】宮崎 仁氏 -->
<!-- 【著作権者】宮崎 仁氏 -->
 +
<br>
 +
<br>
 +
----
 +
<br>
 +
 2.ソフトウェアのプログラムのメモリ・アクセス・パターンを解析すると空間的・時間的な局所性があり,最近使ったデータは近い将来,再度使われる可能性が高いという特性があります.最近アクセスしたデータをプロセッサのできるだけ近くに,そして高速なインターフェースによってアクセス可能な場所に“隠し持つ(Cache)”方法が近年のプロセッサの高速化技法として利用されています.このメモリのことをキャッシュ・メモリと呼びます.プロセッサに最も近いキャッシュ・メモリのことを1次キャッシュ(L1キャッシュ),1次キャッシュのキャッシュ・メモリのことを2次キャッシュ(L2キャッシュ),…という具合に,プロセッサの周辺メモリは階層化されています.
 +
<br>
 +
<br>
 +
【出典】(株)アルティマ 技術統括部 一同,下馬場 朋禄,山際 伸一,横溝 憲治;システム開発者のためのFPGA用語集,Design Wave Magazine 2008年12月号 別冊付録,CQ出版社,2008年12月.
 +
<!-- 【著作権者】○○ ○○氏 -->
<br>
<br>
<br>
<br>
-
[[Category:組み込み技術全般]] [[Category:ARM用語]]
+
[[Category:組み込み技術全般]] [[Category:ARM用語]] [[Category:FPGA]]

2009年1月27日 (火) 07:24の版

キャッシュ・メモリ 【Cache Memory】

 1.キャッシュという呼び名自体が「データの貯蔵場所」という意味であり,わざわざメモリを付けて呼ぶ必要はありません.あまりにも素っ気なく感じるためか,キャッシュ・メモリと呼ぶ人も多いようです.

【出典】Interface編集部 編;組み込み技術用語集,Interface 2007年8月号 別冊付録,CQ出版社,2007年8月.



 2.ソフトウェアのプログラムのメモリ・アクセス・パターンを解析すると空間的・時間的な局所性があり,最近使ったデータは近い将来,再度使われる可能性が高いという特性があります.最近アクセスしたデータをプロセッサのできるだけ近くに,そして高速なインターフェースによってアクセス可能な場所に“隠し持つ(Cache)”方法が近年のプロセッサの高速化技法として利用されています.このメモリのことをキャッシュ・メモリと呼びます.プロセッサに最も近いキャッシュ・メモリのことを1次キャッシュ(L1キャッシュ),1次キャッシュのキャッシュ・メモリのことを2次キャッシュ(L2キャッシュ),…という具合に,プロセッサの周辺メモリは階層化されています.

【出典】(株)アルティマ 技術統括部 一同,下馬場 朋禄,山際 伸一,横溝 憲治;システム開発者のためのFPGA用語集,Design Wave Magazine 2008年12月号 別冊付録,CQ出版社,2008年12月.

表示