RFID

出典: くみこみックス

RFID(Radio Frequency IDentification)

 安価で比較的単純な構造を持ちながら無線通信が可能な超小型チップ(タグ)を利用して,限定的な範囲でデータをやりとりする無線通信技術.ICタグ,RFタグなどとも呼ばれる.

 機能別に分類すると種類は多く,動作のための電源を持たないパッシブ型と電源を持つアクティブ型,読み出し専用型と書き換え可能型,マルチリード(同時読み出し可能)型とシングル・リード(同時読み出し不可)型などがある.

 例えば,自動改札や電子決済の機能を持った携帯電話で使用される非接触型ICカードが著名な応用例だが,在庫管理やレジの既存のバーコードの置き換えとしても普及している.物流において個々の物にこのICタグを付けて,人手を介さずに自動的に識別(認識)することをAuto ID(Identification)と呼ぶ.世界最小と言われる日立製作所のミューチップもICタグの一種である.

【出典】Interface編集部 編;組み込み技術用語集,Interface 2007年8月号 別冊付録,CQ出版社,2007年8月.

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