線形予測法
出典: くみこみックス
線形予測法(せんけいよそくほう)
信号x[n]を自己回帰モデルの項に示される式で表現する際に,その係数a1,a2,…,aMを求める方法が線形予測法である.この係数は,次のようにして求められる.ある時間範囲内でのすべての時刻nに対して,x[n]とa1x[n−1]+a2x[n−2]+…+aMx[n−M](実際には入力信号x[n]は分からないので,b0x[n]は除く)の差の2乗平均値が最も小さくなるように,係数a1,a2,…,aMを選べばよい.なお,このようにして求めた係数は線形予測係数と呼ばれる.
【出典】Interface編集部 編;組み込み技術用語集,Interface 2007年8月号 別冊付録,CQ出版社,2007年8月.