ハードウェア記述言語
出典: くみこみックス
ハードウェア記述言語(ハードウェアきじゅつげんご)【Hardware Description Language】
ハードウェアの動作や構造を記述するための形式言語の総称であり,HDL(Hardware Description Language)ともいう.機能シミュレーションや論理合成などに用いられる.広く使用されているHDLとして,VHDLとVerilog HDLがある.
【出典】Interface編集部 編;組み込み技術用語集,Interface 2007年8月号 別冊付録,CQ出版社,2007年8月.
ハードウェアの動作と接続を記述するプログラミング言語です.ディジタル回路設計ではハードウェア記述言語による設計入力が主流となっており,Verilog HDLとVHDLが広く普及しています.論理合成可能なRTLスタイルで書いた記述は,論理合成ツールによってネットリストへ変換可能です.シミュレータを使ってモデルの動作確認が行えます.動作確認に使用するテストベンチもハードウェア記述言語で記述します.
【出典】(株)アルティマ 技術統括部 一同,下馬場 朋禄,山際 伸一,横溝 憲治;システム開発者のためのFPGA用語集,Design Wave Magazine 2008年12月号 別冊付録,CQ出版社,2008年12月.
LSIやシステムなどの設計データを記述するための言語.ディジタル回路向けの主なハードウェア記述言語として,VHDLとVerilog HDLがある.LSIのトップダウン設計手法や論理合成などに不可欠の技術である.
VHDLやVerilog HDLには,ゲート・レベルだけでなく,より抽象度の高い機能レベル(RTL)や動作レベルの設計データを記述する能力がある.またHDLは,テストベンチやテスト・パターンも記述できる.
【出典】西久保 靖彦;基本システムLSI用語辞典,CQ出版社,2000年5月.