スイッチト・キャパシタ・フィルタ

出典: くみこみックス

スイッチト・キャパシタ・フィルタ【Switched Capacitor Filter】

 LSI化に適したフィルタで,通常のディジタル・フィルタと異なりA-DコンバータやD-Aコンバータが不要で,比較的小規模な回路で実現できる.  回路構成は,基本的には抵抗,コンデンサ,オペアンプからなる積分器である.このような積分器は,アクティブ型積分回路とスイッチト・キャパシタ・フィルタ(SCF)型積分回路がある.アクティブ型積分回路では,抵抗値や容量値のプロセスによるばらつきが大きく,LSI化したときにフィルタ性能の制御がむずかしい.一方,スイッチト・キャパシタ・フィルタ型積分回路は,二つのコンデンサの容量の比で性能を定義付けることができ,フィルタ性能の制御性がよい.基本原理は,コンデンサCをクロックfcでスイッチングすると抵抗値が等価的にR=1/(C・fc)になることを利用している.


画像:lsi_f32.gif

図 スイッチト・キャパシタ・フィルタの基本回路構成



【出典】西久保 靖彦;基本システムLSI用語辞典,CQ出版社,2000年5月.

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