カウンタ

出典: くみこみックス

カウンタ 【Counter】

 入力信号(クロックやその他の信号)を数え上げる論理回路をカウンタといいます.カウンタはカウント中の数を保持し,次の数を決定していくため,順序回路の一つと考えます.数を保持するためにフリップフロップが使われます.カウンタにはその動作によってさまざまな種類があり,代表的なものとして,バイナリ・カウンタ(2進数を数え上げる)やグレイ・コード・カウンタ(同時に1ビットしか変化しない符号を出力する)などがあります.

【出典】(株)アルティマ 技術統括部 一同,下馬場 朋禄,山際 伸一,横溝 憲治;システム開発者のためのFPGA用語集,Design Wave Magazine 2008年12月号 別冊付録,CQ出版社,2008年12月.


 クロックなどのパルス数を計数する回路.パルス入力にしたがって,記憶した時間的な変化状態を出力する.  カウンタは,フリップフロップを基本とした順序動作による計数回路である.その構成方法により,非同期式と同期式に大別できる.計数するごとにアップ(+1)するものを「アップ・カウンタ」,ダウン(-1)するものを「ダウン・カウンタ」,アップとダウンの両方に対応するものを「アップダウン・カウンタ」と呼ぶ.2進数を計数するものがバイナリ・カウンタで,論理設計におけるカウンタと言えば,これを指すことが多い.

【出典】西久保 靖彦;基本システムLSI用語辞典,CQ出版社,2000年5月.

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