配置配線ツール

出典: くみこみックス

2009年3月16日 (月) 01:33; Worker (会話 | 投稿記録) による版
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配置配線ツール【Placement and Routing Tool】

 ゲート・レベルのネットリストを入力して,チップ上にそれぞれのセル(機能ブロック)を配置し,各セルの間を配線するマスク・パターン作成用のEDAツール.  自動配置配線ツール(APR:Automatic Placement and Routing Tool)の入力データはゲート・レベルのネットリスト,レイアウト上の設計制約情報,セル情報である.自動配置配線ツールを使用する場合,NANDなどの基本論理ゲートからマイクロプロセッサなどのメガセルまで,すべてのレベルのセルを準備しておかなければならない.自動配置配線ツールの評価指標としては,主に以下の三つがあげられる.すなわち,①処理速度(LSIの高集積化にともなうセル数の増大に対応できる処理性能),②面積最小化(できる限り小さな面積のレイアウトを生成できる処理アルゴリズム),③タイミング最適化(タイミング制約や配線遅延の影響などを考慮できる,いわゆるタイミング・ドリブン設計の機能).

【出典】西久保 靖彦;基本システムLSI用語辞典,CQ出版社,2000年5月.

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