慣性遅延

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最新版 (2009年3月16日 (月) 06:15) (ソースを表示)
 
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 LSIの実回路において,次段以降の動作に影響を与えないほど微小なパルス幅の信号遅延.
 LSIの実回路において,次段以降の動作に影響を与えないほど微小なパルス幅の信号遅延.
 通常の信号遅延は伝播遅延と呼ばれ,入力されたパルス信号は次段以降の回路へ確実に伝達される.しかし微小パルスは配線負荷(配線抵抗,配線容量)による積分効果によって消失し,次段以降の回路に影響を与えない.そこで論理シミュレータは,規定値以下の幅のパルスを伝播しないと規定している.なお,次段以降の回路に悪影響を与える微小パルスをグリッチ・ノイズと呼ぶ.
 通常の信号遅延は伝播遅延と呼ばれ,入力されたパルス信号は次段以降の回路へ確実に伝達される.しかし微小パルスは配線負荷(配線抵抗,配線容量)による積分効果によって消失し,次段以降の回路に影響を与えない.そこで論理シミュレータは,規定値以下の幅のパルスを伝播しないと規定している.なお,次段以降の回路に悪影響を与える微小パルスをグリッチ・ノイズと呼ぶ.
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'''図 慣性遅延'''
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最新版

慣性遅延【Inertial Delay】

 LSIの実回路において,次段以降の動作に影響を与えないほど微小なパルス幅の信号遅延.  通常の信号遅延は伝播遅延と呼ばれ,入力されたパルス信号は次段以降の回路へ確実に伝達される.しかし微小パルスは配線負荷(配線抵抗,配線容量)による積分効果によって消失し,次段以降の回路に影響を与えない.そこで論理シミュレータは,規定値以下の幅のパルスを伝播しないと規定している.なお,次段以降の回路に悪影響を与える微小パルスをグリッチ・ノイズと呼ぶ.


画像:lsi_f10.gif

図 慣性遅延



【出典】西久保 靖彦;基本システムLSI用語辞典,CQ出版社,2000年5月.

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