バレル・シフタ

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バレル・シフタ 【Barrel Shifter】

 バレル・シフタ(Barrel Shifter)は,Nビット単位で高速にデータをシフトする演算器です.シフト・レジスタの応用ではなく,マルチプレクサの組み合わせで実装できます.バレルの語源は樽(たる)ですが,円筒形の胴にレバーを付けて,全体を回転させるようなメカニズムをバレル・シフタと呼んでいます.

【出典】宮崎 仁;ARM用語集,デザイン ウェーブ マガジン 2008年6月号 別冊付録,CQ出版社,2008年6月.


 ビット列を,指定されたビット数の分だけシフトできる回路をいいます.例えばAltera社のLPMメガファンクションの場合,lpm_clshiftとして用意されています.

【出典】(株)アルティマ 技術統括部 一同,下馬場 朋禄,山際 伸一,横溝 憲治;システム開発者のためのFPGA用語集,Design Wave Magazine 2008年12月号 別冊付録,CQ出版社,2008年12月.


 データパス(ALUなど)において,ビット・シフトやローテートなどの処理を行うシフタ(シフト・レジスタ).  データのシフトおよび回転(バレル)を一括して行える.任意のシフト量やシフト方向を指定できる.通常は回転機能に加えて,LSB,MSB側のゼロフィル機能や,右側シフトの際の正負サインの機能を備える.内部回路は扱うデータ・ビット数やシフト量に応じたセレクタのアレイで構成される.

【出典】西久保 靖彦;基本システムLSI用語辞典,CQ出版社,2000年5月.

関連項目

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