ノイズ・マージン

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最新版 (2009年3月16日 (月) 07:13) (ソースを表示)
 
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 論理LSIで規定されている,回路動作電圧における耐雑音余裕度.
 論理LSIで規定されている,回路動作電圧における耐雑音余裕度.
 電子システムでは,LSIの内部および外部からノイズが飛び込みやすい.ノイズの影響で‘1’,‘0’の値が反転し,誤動作を生じることがある.このノイズ信号の大きさに対する余裕度(margin)をノイズ・マージンと呼ぶ.CMOS ICでは,PMOSトランジスタとNMOSトランジスタの相補性などによりノイズ・マージンを大きく取れる.これに対してTTL ICではノイズ・マージンが比較的小さい.そのため,電源設計などでは注意が必要である.
 電子システムでは,LSIの内部および外部からノイズが飛び込みやすい.ノイズの影響で‘1’,‘0’の値が反転し,誤動作を生じることがある.このノイズ信号の大きさに対する余裕度(margin)をノイズ・マージンと呼ぶ.CMOS ICでは,PMOSトランジスタとNMOSトランジスタの相補性などによりノイズ・マージンを大きく取れる.これに対してTTL ICではノイズ・マージンが比較的小さい.そのため,電源設計などでは注意が必要である.
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[[Category:組み込み技術全般]] [[Category:LSI]]
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最新版

ノイズ・マージン【Noise Margin】

 論理LSIで規定されている,回路動作電圧における耐雑音余裕度.  電子システムでは,LSIの内部および外部からノイズが飛び込みやすい.ノイズの影響で‘1’,‘0’の値が反転し,誤動作を生じることがある.このノイズ信号の大きさに対する余裕度(margin)をノイズ・マージンと呼ぶ.CMOS ICでは,PMOSトランジスタとNMOSトランジスタの相補性などによりノイズ・マージンを大きく取れる.これに対してTTL ICではノイズ・マージンが比較的小さい.そのため,電源設計などでは注意が必要である.


画像:lsi_f62.gif

図 ノイズ・マージン



【出典】西久保 靖彦;基本システムLSI用語辞典,CQ出版社,2000年5月.

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