シフト・レジスタ

出典: くみこみックス

2009年3月16日 (月) 06:44; Worker (会話 | 投稿記録) による版
(差分) ←前の版 | 最新版を表示 (差分) | 次の版→ (差分)

シフト・レジスタ 【Shift Register】

 フリップフロップを縦続接続(カスケード接続)した回路をシフト・レジスタと呼びます.シフト・レジスタの入力と出力がシリアル・データかパラレル・データかで,4種類のシフト・レジスタが存在します.入力-出力が共にシリアル-シリアル(もしくはパラレル-パラレル)のシフト・レジスタはタイミングの調整などに使われます.入力-出力がシリアル-パラレルのシフト・レジスタは,シリアル・データをパラレル・データに変換する回路などで使われます.

【出典】(株)アルティマ 技術統括部 一同,下馬場 朋禄,山際 伸一,横溝 憲治;システム開発者のためのFPGA用語集,Design Wave Magazine 2008年12月号 別冊付録,CQ出版社,2008年12月.


 クロック・パルスが入力されるたびに,記憶内容が1桁ずつ移動するレジスタ.複数のフリップフロップで構成される.  記憶データが左にシフト(移動)するものと,右にシフトするものがある.シフト・レジスタはデータ記憶のほか,直列-並列変換,並列-直列変換,信号遅延,乗算,除算などの機能をもつ.


画像:lsi_f28.gif

図 4ビット右シフト・レジスタに”1011”のデータを読み込んだ場合



【出典】西久保 靖彦;基本システムLSI用語辞典,CQ出版社,2000年5月.

関連項目

表示