カラー・マネジメント

出典: くみこみックス

2009年1月13日 (火) 06:44; S hira (会話 | 投稿記録) による版
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 パソコンなどで画像の入力,表示,印刷といった操作を行う際に,表示されたとおりに印刷または表示できるようにする仕組み.人間の目やスキャナ,デジタル・カメラ,ディスプレイ,プリンタなどは,それぞれ色に対する固有の応答特性をもっている.しかも,光の3原色による加色混合,顔料による物体の3原色による減色混合など,色の表現方法も異なる.そのため,人間の目も含む,デバイス間の特性や色表現の違いを吸収するには,共通の色空間を基準に,何らかのイコライジング操作が必要になる.

 まず,デバイスの色再現性は,CIE(国際照明学会)表色系と呼ばれる色空間に変換されたデバイスの特性から明るさの情報を除いたxy色度図で,その再現範囲や忠実度を評価できる.一方,実際に目が色を認識する,明度,彩度,色相の3要素は,マンセル図で経験的な色指標を並べたものとして表現される.しかし,マンセル図による表色系は物理的な理論に基づくものではない.そこで,色を定量化し,二つの色の隔たりを計算で求めることができ,かつマンセル値に近い色空間としてL*a*b*色空間が定義された.各デバイスごとに色特性をL*a*b*に変換するパラメータICC(International Color Consortium)プロファイルが提供されていれば,デバイスのxy色度図が示す範囲で色を忠実に再現できる.L*a*b*は,MacintoshやWindowsのカラー・マネジメントにも使われている.

【出典】Interface編集部 編;組み込み技術用語集,Interface 2007年8月号 別冊付録,CQ出版社,2007年8月.

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