カウンタ

出典: くみこみックス

版間での差分
(新しいページ: 'カウンタ 【Counter】  入力信号(クロックやその他の信号)を数え上げる論理回路をカウンタといいます.カウンタはカウント中...')
最新版 (2009年3月16日 (月) 02:16) (ソースを表示)
 
8 行 8 行
<br>
<br>
<br>
<br>
 +
----
 +
 クロックなどのパルス数を計数する回路.パルス入力にしたがって,記憶した時間的な変化状態を出力する.
 +
 カウンタは,フリップフロップを基本とした順序動作による計数回路である.その構成方法により,非同期式と同期式に大別できる.計数するごとにアップ(+1)するものを「アップ・カウンタ」,ダウン(-1)するものを「ダウン・カウンタ」,アップとダウンの両方に対応するものを「アップダウン・カウンタ」と呼ぶ.2進数を計数するものがバイナリ・カウンタで,論理設計におけるカウンタと言えば,これを指すことが多い.
 +
<br>
 +
<br>
 +
【出典】西久保 靖彦;基本システムLSI用語辞典,CQ出版社,2000年5月.
 +
<!-- 【著作権者】西久保 靖彦氏 -->
 +
<br>
 +
<br>
 +
== 関連項目 ==
 +
* [[同期回路]]
 +
* [[非同期回路]]
 +
* [[フリップフロップ]]
-
[[Category:組み込み技術全般]] [[Category:FPGA]]
+
[[Category:組み込み技術全般]] [[Category:FPGA]] [[Category:LSI]]

最新版

カウンタ 【Counter】

 入力信号(クロックやその他の信号)を数え上げる論理回路をカウンタといいます.カウンタはカウント中の数を保持し,次の数を決定していくため,順序回路の一つと考えます.数を保持するためにフリップフロップが使われます.カウンタにはその動作によってさまざまな種類があり,代表的なものとして,バイナリ・カウンタ(2進数を数え上げる)やグレイ・コード・カウンタ(同時に1ビットしか変化しない符号を出力する)などがあります.

【出典】(株)アルティマ 技術統括部 一同,下馬場 朋禄,山際 伸一,横溝 憲治;システム開発者のためのFPGA用語集,Design Wave Magazine 2008年12月号 別冊付録,CQ出版社,2008年12月.


 クロックなどのパルス数を計数する回路.パルス入力にしたがって,記憶した時間的な変化状態を出力する.  カウンタは,フリップフロップを基本とした順序動作による計数回路である.その構成方法により,非同期式と同期式に大別できる.計数するごとにアップ(+1)するものを「アップ・カウンタ」,ダウン(-1)するものを「ダウン・カウンタ」,アップとダウンの両方に対応するものを「アップダウン・カウンタ」と呼ぶ.2進数を計数するものがバイナリ・カウンタで,論理設計におけるカウンタと言えば,これを指すことが多い.

【出典】西久保 靖彦;基本システムLSI用語辞典,CQ出版社,2000年5月.

関連項目

表示