ASSP

出典: くみこみックス

ASSP(Application Specific Standard Products)

 特定用途向け標準製品の略です.特定のアプリケーションに特化した機能を持ち,半導体メーカが不特定多数のユーザ向けに外販している半導体製品の総称です.ASICがカスタム製品なのに対して,標準品であることを強調して付けられた名称といえるでしょう.

【出典】宮崎 仁;ARM用語集,デザイン ウェーブ マガジン 2008年6月号 別冊付録,CQ出版社,2008年6月.


 ASICは特定ユーザを対象とした特注のLSIですが,ASSPは複数のメーカが使用できるように市場を分析し,ニーズのあるアプリケーションに特化したLSIのことをいいます.例えば,ASSPにはデジタル・カメラに搭載される画像処理LSIや,ハイビジョン・テレビやDVDプレーヤなどに搭載される動画処理LSI,LAN用LSIなどがあります.

【出典】(株)アルティマ 技術統括部 一同,下馬場 朋禄,山際 伸一,横溝 憲治;システム開発者のためのFPGA用語集,Design Wave Magazine 2008年12月号 別冊付録,CQ出版社,2008年12月.


 半導体メーカが不特定多数のユーザに販売する画像処理用,通信用,自動車用などのLSI.マイクロプロセッサやメモリのような汎用LSIではないが,各産業分野で共通に使われることから,標準製品としての性格が強い.

【出典】西久保 靖彦;基本システムLSI用語辞典,CQ出版社,2000年5月.

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