アナログ・ディジタル混在シミュレータ

出典: くみこみックス

2009年3月13日 (金) 03:00; Kumikomiadmin (会話 | 投稿記録) による版
(差分) ←前の版 | 最新版を表示 (差分) | 次の版→ (差分)

アナログ・ディジタル混在シミュレータ【Mixed Signal Simulator】

 アナログとディジタルが混在した回路の検証に用いるシミュレータ.  アナログ・ディジタル混在シミュレータは,音声処理,画像処理,A-D変換,モデムなどを搭載したシステムLSI(SOC)などの検証に有効である.これによって,チップ全体の特性を検証したり,アナログ回路とディジタル回路の間のインターフェース(信号の受け渡し)を検証できる.アナログ・ディジタル混在シミュレータは,連続量のアナログ信号値と離散的なディジタル信号値を扱う.このシミュレータでは,アナログとディジタルの間のインターフェース機構が重要になる.すなわち,お互いの信号値を変換し合う仕組みや,アナログ回路のシミュレーション上の時刻と論理回路のシミュレーション上の時刻を調整する仕組みである.

【出典】西久保 靖彦;基本システムLSI用語辞典,CQ出版社,2000年5月.



関連項目

表示