シングルエンド信号

出典: くみこみックス

シングルエンド信号 【Single-ended Signal】

　グラウンドを電位の基準として，信号の電圧レベルにより“H”レベルと“L”レベルを決定する信号をシングルエンド信号といいます〔p.45の図25（b）を参照〕．現在よく使われているシングルエンド信号の一つにLVTTL（Low Voltage TTL）があり，この信号は0.8V以下の電圧を“L”レベル，2.0V以上を“H”レベルとしています．差動信号では信号を送るときに2本の信号線が必要になりますが，シングルエンド信号は1本の信号線で送ることができます．しかし，シングルエンド信号はノイズの影響を受けやすく，数百MHzの高速な信号を伝送することは困難だと言われています．

【出典】（株）アルティマ 技術統括部 一同，下馬場 朋禄，山際 伸一，横溝 憲治；システム開発者のためのFPGA用語集，Design Wave Magazine 2008年12月号 別冊付録，CQ出版社，2008年12月．