参照の局所性

出典: くみこみックス

2009年1月26日 (月) 03:05; Worker (会話 | 投稿記録) による版
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参照の局所性(さんしょうのきょくしょせい)

 プログラムが持つ基本的な性質で,キャッシュの有効性を裏付けるものです.多くのプログラムは,狭い範囲のアドレスを繰り返し参照する性質(空間的局所性)や,最近使用したアドレスを繰り返し参照する性質(時間的局所性)を持ちます.また,逆にいえばこの性質を意識してプログラムを記述・生成すれば,キャッシュを有効に利用できます.例えば,比較的小さいループを組み合わせた構造化プログラムは,この局所性の観点からも優れているといえるでしょう.

【出典】Interface編集部 編;組み込み技術用語集,Interface 2007年8月号 別冊付録,CQ出版社,2007年8月.

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