X Window

出典: くみこみックス

　UNIX上ではもっとも標準的なウィンドウ・システム．最大の特徴は，ネットワークを経由した使い方ができること．1984年にDEC（Digital Equipment Corp.），IBM社，MIT（Massachusetts Institute of Technology）によって開発が開始され，1987年には現在普及しているバージョン11がリリースされた．正式にはXと呼ぶのが正しいが，短かすぎるのでX WindowあるいはX Window Systemと呼ばれることが多い．

　GUIを供給する側（サーバ）とGUIの利用者側（クライアント）を独立したものとして設計されている．例えばログインしたマシンとGUIを提供するマシンが異なっていても構わない．

【出典】Interface編集部 編；組み込み技術用語集，Interface 2007年8月号 別冊付録，CQ出版社，2007年8月．