組み合わせ回路
出典: くみこみックス
組み合わせ回路 【Combinational Circuit】
論理回路は,組み合わせ回路と順序回路の2種類に分類できます.組み合わせ回路は,入力信号によってのみ出力信号が決まるディジタル回路のことをいいます.組み合わせ回路の設計では,まず真理値表(入力信号と出力信号の対応表)を描き,その真理値表をもとに論理式を組み立てます.必要に応じてこの論理式をカルノー図などを使って論理圧縮し,すっきりとした論理式に変形します.PALなどの小規模PLDで使用されていたPALASMなどでは,実際にこのような手順を踏んで回路設計を行っていました.現在はHDLによる設計が主流なので,このような手順を意識しなくても回路設計を行えます.
【出典】(株)アルティマ 技術統括部 一同,下馬場 朋禄,山際 伸一,横溝 憲治;システム開発者のためのFPGA用語集,Design Wave Magazine 2008年12月号 別冊付録,CQ出版社,2008年12月.