ブート
出典: くみこみックス
版間での差分
(新しいページ: ' 電源投入後やリセット後に,コンピュータ・システムが起動する際の手続きをブートと呼びます.一般のシステムは起動前には...') |
|||
7 行 | 7 行 | ||
<br> | <br> | ||
- | [[Category:組み込み技術全般]] [[Category:ARM用語]] | + | [[Category:組み込み技術全般|フト]] [[Category:ARM用語|フト]] |
2009年1月30日 (金) 01:17の版
電源投入後やリセット後に,コンピュータ・システムが起動する際の手続きをブートと呼びます.一般のシステムは起動前にはメイン・メモリの内容は空(不定)であり,OSなどのプログラムをどこか(たいていは外部記憶)から読み込んでくる必要があります.そのために,まずプログラムをロードするための小さなプログラム(ローダ)を走らせ,ローダがOSを読み込んで,それからOSに制御を渡すという方法が一般的です.このローダの働きを,「長靴のつまみ皮をひっぱって自分自身を引き上げる」という動作にたとえて,ブートストラップ・ローダと呼び,このような起動手続きをブートストラップと呼ぶようになりました.さらに「ブート」と短縮されるようになり,「起動する」という意味の動詞として使われるようになっています.
【出典】Interface編集部 編;組み込み技術用語集,Interface 2007年8月号 別冊付録,CQ出版社,2007年8月.