オンチップ・デバッグ
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オンチップ・デバッグ 【On-chip Debug】
開発中のFPGAの内部・外部の信号を,そのままの状態で,オシロスコープやロジック・アナライザなどの計測器を使用せずに計測する手法です.従来のデバッグ方法では,LSIから出力される信号をロジック・アナライザなどの計測器を使用して観測していました.現在のFPGAは,1,000ピンを超える大規模なものやBGAなどの高密度パッケージが多くなっており,測定用のプローブを当てることが困難になってきました.また,従来の計測器ではLSIの内部信号を観測することもできません.そこで,オンチップ・デバッグでは,設計中の回路にオンチップ・デバッグ用のIPコアを組み込み,そのIPコアを経由してホスト・コンピュータ上に動作中の回路の内部・外部信号を表示します.
【出典】(株)アルティマ 技術統括部 一同,下馬場 朋禄,山際 伸一,横溝 憲治;システム開発者のためのFPGA用語集,Design Wave Magazine 2008年12月号 別冊付録,CQ出版社,2008年12月.