ラッチアップ
出典: くみこみックス
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CMOS LSIなどに特定の電圧を印加した状態で,寄生サイリスタ(寄生トランジスタが組み合わさった構造)などが導通し,電源端子間に大電流が流れ続けることがある.このときLSIを破壊したり,回路動作を不能にする現象をラッチアップと呼ぶ.微細なプロセス技術によって形成したCMOS構造は,ラッチアップが発生しやすい.レイアウトやプロセス技術(たとえば,SOI基板,エピタキシャル・ウェハの採用など)に注意する必要がある. | CMOS LSIなどに特定の電圧を印加した状態で,寄生サイリスタ(寄生トランジスタが組み合わさった構造)などが導通し,電源端子間に大電流が流れ続けることがある.このときLSIを破壊したり,回路動作を不能にする現象をラッチアップと呼ぶ.微細なプロセス技術によって形成したCMOS構造は,ラッチアップが発生しやすい.レイアウトやプロセス技術(たとえば,SOI基板,エピタキシャル・ウェハの採用など)に注意する必要がある. | ||
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+ | '''図 CMOS構造におけるラッチアップ現象''' | ||
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ラッチアップ【Latch-up】
CMOS LSIなどに特定の電圧を印加した状態で,寄生サイリスタ(寄生トランジスタが組み合わさった構造)などが導通し,電源端子間に大電流が流れ続けることがある.このときLSIを破壊したり,回路動作を不能にする現象をラッチアップと呼ぶ.微細なプロセス技術によって形成したCMOS構造は,ラッチアップが発生しやすい.レイアウトやプロセス技術(たとえば,SOI基板,エピタキシャル・ウェハの採用など)に注意する必要がある.
【出典】西久保 靖彦;基本システムLSI用語辞典,CQ出版社,2000年5月.