慣性遅延
出典: くみこみックス
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LSIの実回路において,次段以降の動作に影響を与えないほど微小なパルス幅の信号遅延. | LSIの実回路において,次段以降の動作に影響を与えないほど微小なパルス幅の信号遅延. | ||
通常の信号遅延は伝播遅延と呼ばれ,入力されたパルス信号は次段以降の回路へ確実に伝達される.しかし微小パルスは配線負荷(配線抵抗,配線容量)による積分効果によって消失し,次段以降の回路に影響を与えない.そこで論理シミュレータは,規定値以下の幅のパルスを伝播しないと規定している.なお,次段以降の回路に悪影響を与える微小パルスをグリッチ・ノイズと呼ぶ. | 通常の信号遅延は伝播遅延と呼ばれ,入力されたパルス信号は次段以降の回路へ確実に伝達される.しかし微小パルスは配線負荷(配線抵抗,配線容量)による積分効果によって消失し,次段以降の回路に影響を与えない.そこで論理シミュレータは,規定値以下の幅のパルスを伝播しないと規定している.なお,次段以降の回路に悪影響を与える微小パルスをグリッチ・ノイズと呼ぶ. | ||
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慣性遅延【Inertial Delay】
LSIの実回路において,次段以降の動作に影響を与えないほど微小なパルス幅の信号遅延.
通常の信号遅延は伝播遅延と呼ばれ,入力されたパルス信号は次段以降の回路へ確実に伝達される.しかし微小パルスは配線負荷(配線抵抗,配線容量)による積分効果によって消失し,次段以降の回路に影響を与えない.そこで論理シミュレータは,規定値以下の幅のパルスを伝播しないと規定している.なお,次段以降の回路に悪影響を与える微小パルスをグリッチ・ノイズと呼ぶ.
【出典】西久保 靖彦;基本システムLSI用語辞典,CQ出版社,2000年5月.