貫通電流
出典: くみこみックス
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CMOS論理回路の電流は,負荷容量CLの充電/放電電流と,パルスの立ち上がり/立ち下がりのときの遷移領域における貫通電流からなる.これらの電流はCMOSトランジスタのスイッチング回数に比例して多くなる.つまり,貫通電流の量は周波数に比例する.消費電流を減らすには,パルス遷移時間を短く(パルスのスルー・レートを大きく)する必要がある. | CMOS論理回路の電流は,負荷容量CLの充電/放電電流と,パルスの立ち上がり/立ち下がりのときの遷移領域における貫通電流からなる.これらの電流はCMOSトランジスタのスイッチング回数に比例して多くなる.つまり,貫通電流の量は周波数に比例する.消費電流を減らすには,パルス遷移時間を短く(パルスのスルー・レートを大きく)する必要がある. | ||
気相成長(Chemical Vapor Deposition) | 気相成長(Chemical Vapor Deposition) | ||
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【出典】西久保 靖彦;基本システムLSI用語辞典,CQ出版社,2000年5月. | 【出典】西久保 靖彦;基本システムLSI用語辞典,CQ出版社,2000年5月. | ||
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貫通電流【Flow-through Current】
CMOSトランジスタの回路構成において,Pチャネル・トランジスタとNチャネル・トランジスタが同時にONになる遷移時間に,VDD側からGND側に向かって流れる直流電流.
CMOS論理回路の電流は,負荷容量CLの充電/放電電流と,パルスの立ち上がり/立ち下がりのときの遷移領域における貫通電流からなる.これらの電流はCMOSトランジスタのスイッチング回数に比例して多くなる.つまり,貫通電流の量は周波数に比例する.消費電流を減らすには,パルス遷移時間を短く(パルスのスルー・レートを大きく)する必要がある.
気相成長(Chemical Vapor Deposition)
【出典】西久保 靖彦;基本システムLSI用語辞典,CQ出版社,2000年5月.
関連項目
- CVD(同義語)