ASIC
出典: くみこみックス
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特定用途向け集積回路の略です.文字通り特定のアプリケーションに特化した機能を持つICの総称ですが,特にその中で,各ユーザ向けにカスタマイズして製造されるカスタムICを指してASICと呼んでいます. | 特定用途向け集積回路の略です.文字通り特定のアプリケーションに特化した機能を持つICの総称ですが,特にその中で,各ユーザ向けにカスタマイズして製造されるカスタムICを指してASICと呼んでいます. | ||
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- | + | 【出典】宮崎 仁;ARM用語集,デザイン ウェーブ マガジン 2008年6月号 別冊付録,CQ出版社,2008年6月. | |
<!-- 【著作権者】宮崎 仁氏 --> | <!-- 【著作権者】宮崎 仁氏 --> | ||
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+ | 特定用途向けに設計されたLSIをASICといいます.ASICはFPGAなどに比べて,ゲート当たりの単価が安い,チップ当たりの集積度が高い,動作速度が速い,などの利点があります.ただし,開発期間が長く,開発コストも高いといった欠点があります.また,FPGAのように内部の回路構成を書き換えることもできません. | ||
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+ | 【出典】(株)アルティマ 技術統括部 一同,下馬場 朋禄,山際 伸一,横溝 憲治;システム開発者のためのFPGA用語集,Design Wave Magazine 2008年12月号 別冊付録,CQ出版社,2008年12月. | ||
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+ | 専用の電子機器やシステムに搭載するため,応用分野を絞った,特定用途向けのICやLSIの総称. | ||
+ | 一般にASICといえば,ゲートアレイやスタンダード・セルを用いて設計したLSIを指すが,広義の意味ではPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)なども含まれる.このうちスタンダード・セルを用いたASICは大規模化・高性能化が一段と進み,大きく成長している.ASICはユーザを特定するかどうかで二つの種類に分類される.すなわち,特定ユーザを対象とするUSIC(User Specific Integrated Circuit)と,ユーザを特定しないASSP(Application Specific Standard Product)である.たとえば,あるメーカが自社の製品向けにASICを開発し,その製品がたくさん売れたとする.そこに搭載されたASICが機能的に優れていた場合,そのLSIを販売して欲しい,という要求が外部から出てくる.そこで,そのメーカはLSIのビジネスを展開するため,自社製品専用のASIC(USIC)を汎用のASSPとして発売する. | ||
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+ | '''図 ASICの分類''' | ||
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+ | 【出典】西久保 靖彦;基本システムLSI用語辞典,CQ出版社,2000年5月. | ||
+ | <!-- 【著作権者】西久保 靖彦氏 --> | ||
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+ | == 関連項目 == | ||
+ | * [[ゲートアレイ]] | ||
+ | * [[スタンダード・セル]] | ||
+ | * [[ASSP]] | ||
+ | * [[FPGA]] | ||
+ | * [[PLD]] | ||
- | [[Category:組み込み技術全般]] [[Category:ARM用語]] | + | [[Category:組み込み技術全般]] [[Category:ARM用語]] [[Category:FPGA]] [[Category:LSI]] |
最新版
ASIC(Application Specific Integrated Circuit)
特定用途向け集積回路の略です.文字通り特定のアプリケーションに特化した機能を持つICの総称ですが,特にその中で,各ユーザ向けにカスタマイズして製造されるカスタムICを指してASICと呼んでいます.
【出典】宮崎 仁;ARM用語集,デザイン ウェーブ マガジン 2008年6月号 別冊付録,CQ出版社,2008年6月.
特定用途向けに設計されたLSIをASICといいます.ASICはFPGAなどに比べて,ゲート当たりの単価が安い,チップ当たりの集積度が高い,動作速度が速い,などの利点があります.ただし,開発期間が長く,開発コストも高いといった欠点があります.また,FPGAのように内部の回路構成を書き換えることもできません.
【出典】(株)アルティマ 技術統括部 一同,下馬場 朋禄,山際 伸一,横溝 憲治;システム開発者のためのFPGA用語集,Design Wave Magazine 2008年12月号 別冊付録,CQ出版社,2008年12月.
専用の電子機器やシステムに搭載するため,応用分野を絞った,特定用途向けのICやLSIの総称.
一般にASICといえば,ゲートアレイやスタンダード・セルを用いて設計したLSIを指すが,広義の意味ではPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)なども含まれる.このうちスタンダード・セルを用いたASICは大規模化・高性能化が一段と進み,大きく成長している.ASICはユーザを特定するかどうかで二つの種類に分類される.すなわち,特定ユーザを対象とするUSIC(User Specific Integrated Circuit)と,ユーザを特定しないASSP(Application Specific Standard Product)である.たとえば,あるメーカが自社の製品向けにASICを開発し,その製品がたくさん売れたとする.そこに搭載されたASICが機能的に優れていた場合,そのLSIを販売して欲しい,という要求が外部から出てくる.そこで,そのメーカはLSIのビジネスを展開するため,自社製品専用のASIC(USIC)を汎用のASSPとして発売する.
【出典】西久保 靖彦;基本システムLSI用語辞典,CQ出版社,2000年5月.