MMU
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物理メモリを有効に利用するためのハードウェア機構.もともとは仮想記憶方式を実現するための機構であるが,組み込みリアルタイム系では仮想記憶を利用することは少なく,メモリ保護機能のみを利用することが多い.つまり,プロセス型リアルタイムOSにおいてプロセスが別のプロセスの物理メモリに誤ってアクセスしないよう監視するために使用する. | 物理メモリを有効に利用するためのハードウェア機構.もともとは仮想記憶方式を実現するための機構であるが,組み込みリアルタイム系では仮想記憶を利用することは少なく,メモリ保護機能のみを利用することが多い.つまり,プロセス型リアルタイムOSにおいてプロセスが別のプロセスの物理メモリに誤ってアクセスしないよう監視するために使用する. | ||
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【出典】Interface編集部 編;組み込み技術用語集,Interface 2007年8月号 別冊付録,CQ出版社,2007年8月. | 【出典】Interface編集部 編;組み込み技術用語集,Interface 2007年8月号 別冊付録,CQ出版社,2007年8月. | ||
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MMU(Memory Management Unit)
物理メモリを有効に利用するためのハードウェア機構.もともとは仮想記憶方式を実現するための機構であるが,組み込みリアルタイム系では仮想記憶を利用することは少なく,メモリ保護機能のみを利用することが多い.つまり,プロセス型リアルタイムOSにおいてプロセスが別のプロセスの物理メモリに誤ってアクセスしないよう監視するために使用する.
別のプロセスのメモリへ誤ってアクセスした場合,MMUは例外を発生させる.このとき,アドレス変換情報の入れ替えは通常,ソフトウェアで行う.このため,ソフトウェアで柔軟にメモリ管理を行うことが可能となる.
MMUが物理メモリをマッピングする方式には,固定長のアドレス変換を用いる方式(ページング方式)と可変長のアドレス変換を用いる方式(セグメント方式)がある.ページング方式では,固定サイズのページと呼ばれるアドレス空間(通常1Kバイト~64Kバイト)が管理の単位となる.
【出典】Interface編集部 編;組み込み技術用語集,Interface 2007年8月号 別冊付録,CQ出版社,2007年8月.
→ メモリ管理ユニット
【出典】宮崎 仁;ARM用語集,デザイン ウェーブ マガジン 2008年6月号 別冊付録,CQ出版社,2008年6月.