CIDR
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+ | 具体的には,サブネットを作成する際に使っていたサブネット・マスクを利用するスーパーネッティングと呼ばれる技法を使う.接続先のプロバイダが管理するClass CのIPアドレス・ブロックをサブネット・マスクで任意に切り分け,アドレス範囲を割り当てる.例えば,210.XXX.YYY.64/27は,210.XXX.YYY.64~95の32個のIPアドレスを表す.これは,/27が,サブネット・マスクの‘1’が27ビット,つまり255.255.255.224を表すためである.なお,ルータの設定やDNS(ドメイン・ネーム・サービス)の逆引き検索には特殊な技法が必要となる.次世代TCP/IPの仕様であるIPv6が本格的に普及するまでの暫定対策と見られている. | ||
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CIDR(Classless Inter-Domain Routing)
インターネットのIPアドレスの急速な枯渇を少しでも緩和するために考案されたアドレス割り当てと,そのルーティング方式.かつてTCP/IPのIPアドレスは,Class A,B,Cに区分され,インターネットに接続する各組織のネットワークの規模に応じて,クラス単位に割り当てていた.しかし,インターネットの普及により,この割り当て方式ではすぐに利用可能なアドレスを使いつくしてしまう危険性が出てきた.そこで,Class C(256個のIPアドレス)よりも小さな単位でIPアドレスを割り当てるように考案されたのがCIDRである.
具体的には,サブネットを作成する際に使っていたサブネット・マスクを利用するスーパーネッティングと呼ばれる技法を使う.接続先のプロバイダが管理するClass CのIPアドレス・ブロックをサブネット・マスクで任意に切り分け,アドレス範囲を割り当てる.例えば,210.XXX.YYY.64/27は,210.XXX.YYY.64~95の32個のIPアドレスを表す.これは,/27が,サブネット・マスクの‘1’が27ビット,つまり255.255.255.224を表すためである.なお,ルータの設定やDNS(ドメイン・ネーム・サービス)の逆引き検索には特殊な技法が必要となる.次世代TCP/IPの仕様であるIPv6が本格的に普及するまでの暫定対策と見られている.
【出典】Interface編集部 編;組み込み技術用語集,Interface 2007年8月号 別冊付録,CQ出版社,2007年8月.