非同期回路
出典: くみこみックス
版間での差分
(間の 4 版分が非表示です) | |||
4 行 | 4 行 | ||
動作がクロック信号によらない回路. | 動作がクロック信号によらない回路. | ||
非同期回路は,さまざまなタイミングを作成できるため,最適なタイミング設計を実現しやすい.一方で,クロック・スキューやハザードなどの問題を生じやすい.したがって,大規模・高速回路の設計に採用することは非常に困難である.図70(b)は16進アップ・カウンタの例.クロック1~3はそれぞれ,もとのクロックからの遅延量が異なる.したがって,フリップフロップからの出力信号(Q0~Q3)は,それぞれ位相が異なる. | 非同期回路は,さまざまなタイミングを作成できるため,最適なタイミング設計を実現しやすい.一方で,クロック・スキューやハザードなどの問題を生じやすい.したがって,大規模・高速回路の設計に採用することは非常に困難である.図70(b)は16進アップ・カウンタの例.クロック1~3はそれぞれ,もとのクロックからの遅延量が異なる.したがって,フリップフロップからの出力信号(Q0~Q3)は,それぞれ位相が異なる. | ||
+ | <br> | ||
+ | <br> | ||
+ | <br> | ||
+ | <center> | ||
+ | [[画像:lsi_f70.gif]]<br> | ||
+ | <br> | ||
+ | '''図 非同期回路の例''' | ||
+ | </center> | ||
<br> | <br> | ||
<br> | <br> | ||
【出典】西久保 靖彦;基本システムLSI用語辞典,CQ出版社,2000年5月. | 【出典】西久保 靖彦;基本システムLSI用語辞典,CQ出版社,2000年5月. | ||
- | + | <!-- 【著作権者】西久保 靖彦氏 --> | |
<br> | <br> | ||
<br> | <br> | ||
14 行 | 22 行 | ||
* [[ハザード]] | * [[ハザード]] | ||
- | [[Category:組み込み技術全般]] [[Category:LSI]] | + | [[Category:組み込み技術全般|ヒトウキカイロ]] [[Category:LSI|ヒトウキカイロ]] |
最新版
非同期回路【Asynchronous Circuit】
動作がクロック信号によらない回路.
非同期回路は,さまざまなタイミングを作成できるため,最適なタイミング設計を実現しやすい.一方で,クロック・スキューやハザードなどの問題を生じやすい.したがって,大規模・高速回路の設計に採用することは非常に困難である.図70(b)は16進アップ・カウンタの例.クロック1~3はそれぞれ,もとのクロックからの遅延量が異なる.したがって,フリップフロップからの出力信号(Q0~Q3)は,それぞれ位相が異なる.
【出典】西久保 靖彦;基本システムLSI用語辞典,CQ出版社,2000年5月.