スキャン設計
出典: くみこみックス
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テスト容易化設計手法の一つ.順序回路を組み合わせ回路に展開し,外部端子から直接,信号を観測・制御する. | テスト容易化設計手法の一つ.順序回路を組み合わせ回路に展開し,外部端子から直接,信号を観測・制御する. | ||
具体的には,論理回路中のすべての順序回路(記憶素子を含む回路)にテスト・モード用のパス(スキャン・パス)を通して制御し,一つのシフト・レジスタとして動作させる(フル・スキャン方式の場合).ゲート規模(チップ面積)のオーバヘッドがやや大きくなるため,それを軽減する目的でパーシャル・スキャンなどの種々の方式が考案されている. | 具体的には,論理回路中のすべての順序回路(記憶素子を含む回路)にテスト・モード用のパス(スキャン・パス)を通して制御し,一つのシフト・レジスタとして動作させる(フル・スキャン方式の場合).ゲート規模(チップ面積)のオーバヘッドがやや大きくなるため,それを軽減する目的でパーシャル・スキャンなどの種々の方式が考案されている. | ||
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最新版
スキャン設計【Scan Design】
テスト容易化設計手法の一つ.順序回路を組み合わせ回路に展開し,外部端子から直接,信号を観測・制御する.
具体的には,論理回路中のすべての順序回路(記憶素子を含む回路)にテスト・モード用のパス(スキャン・パス)を通して制御し,一つのシフト・レジスタとして動作させる(フル・スキャン方式の場合).ゲート規模(チップ面積)のオーバヘッドがやや大きくなるため,それを軽減する目的でパーシャル・スキャンなどの種々の方式が考案されている.
【出典】西久保 靖彦;基本システムLSI用語辞典,CQ出版社,2000年5月.