SystemC
出典: くみこみックス
版間での差分
(新しいページ: ' SystemCの標準化団体であるOSCI（Open SystemC Initiative）により開発されている，C++にハードウェア用の拡張を施したLSI設計用の記述言...') |
|||
| （間の 1 版分が非表示です） | |||
| 1 行 | 1 行 | ||
| - | SystemCの標準化団体であるOSCI（Open SystemC Initiative）により開発されている，C++にハードウェア用の拡張を施したLSI設計用の記述言語です．その開発環境はOSCIのホームページ（http://www.systemc.org/）から無償でダウンロードできます．SystemCは，VHDLやVerilog HDLが設計対象としているRTL（Register Transfer Level）よりも高位の設計を対象としているため，ハードウェアの細かい仕様を考えずに素早くハードウェアをモデリングできます．また，SOCなどの大規模なLSIではハードウェアの開発と共にソフトウェアの開発も重要となりますが，SystemCを用いることでソフトウェアとハードウェアの協調検証も可能となってきました． | + | SystemCの標準化団体であるOSCI（Open SystemC Initiative）により開発されている，C++にハードウェア用の拡張を施したLSI設計用の記述言語です．その開発環境はOSCIのホームページ（http://www.systemc.org/ ）から無償でダウンロードできます．SystemCは，VHDLやVerilog HDLが設計対象としているRTL（Register Transfer Level）よりも高位の設計を対象としているため，ハードウェアの細かい仕様を考えずに素早くハードウェアをモデリングできます．また，SOCなどの大規模なLSIではハードウェアの開発と共にソフトウェアの開発も重要となりますが，SystemCを用いることでソフトウェアとハードウェアの協調検証も可能となってきました． |
<br> | <br> | ||
<br> | <br> | ||
【出典】（株）アルティマ 技術統括部 一同，下馬場 朋禄，山際 伸一，横溝 憲治；システム開発者のためのFPGA用語集，Design Wave Magazine 2008年12月号 別冊付録，CQ出版社，2008年12月． | 【出典】（株）アルティマ 技術統括部 一同，下馬場 朋禄，山際 伸一，横溝 憲治；システム開発者のためのFPGA用語集，Design Wave Magazine 2008年12月号 別冊付録，CQ出版社，2008年12月． | ||
<!-- 【著作権者】○○ ○○氏 --> | <!-- 【著作権者】○○ ○○氏 --> | ||
| + | ---- | ||
| + | OSCI（Open SystemC Initiative）が提案しているC++ベースのシステム・レベル設計言語．OSCIはSystemCを用いたシステムLSI設計環境の普及を目指して設立された業界団体． | ||
<br> | <br> | ||
<br> | <br> | ||
| + | 【出典】西久保 靖彦；基本システムLSI用語辞典，CQ出版社，2000年5月． | ||
| + | <!-- 【著作権者】西久保 靖彦氏 --> | ||
| + | <br> | ||
| + | <br> | ||
| + | |||
| + | == 関連リンク == | ||
| + | * [http://www.systemc.org/ OSCI] | ||
== 関連項目 == | == 関連項目 == | ||
* [[C言語設計]] | * [[C言語設計]] | ||
| + | * [[OSCI]] | ||
| - | [[Category:組み込み技術全般]] [[Category:FPGA]] | + | [[Category:組み込み技術全般]] [[Category:FPGA]] [[Category:LSI]] |
最新版
SystemCの標準化団体であるOSCI（Open SystemC Initiative）により開発されている，C++にハードウェア用の拡張を施したLSI設計用の記述言語です．その開発環境はOSCIのホームページ（http://www.systemc.org/ ）から無償でダウンロードできます．SystemCは，VHDLやVerilog HDLが設計対象としているRTL（Register Transfer Level）よりも高位の設計を対象としているため，ハードウェアの細かい仕様を考えずに素早くハードウェアをモデリングできます．また，SOCなどの大規模なLSIではハードウェアの開発と共にソフトウェアの開発も重要となりますが，SystemCを用いることでソフトウェアとハードウェアの協調検証も可能となってきました．
【出典】（株）アルティマ 技術統括部 一同，下馬場 朋禄，山際 伸一，横溝 憲治；システム開発者のためのFPGA用語集，Design Wave Magazine 2008年12月号 別冊付録，CQ出版社，2008年12月．
OSCI（Open SystemC Initiative）が提案しているC++ベースのシステム・レベル設計言語．OSCIはSystemCを用いたシステムLSI設計環境の普及を目指して設立された業界団体．
【出典】西久保 靖彦；基本システムLSI用語辞典，CQ出版社，2000年5月．
