フロアプラン
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+ | 【出典】西久保 靖彦;基本システムLSI用語辞典,CQ出版社,2000年5月. | ||
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+ | * [[レイアウト・ツール]] | ||
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2009年3月16日 (月) 04:34の版
フロアプラン 【Floorplan】
もともとの意味は建築物の間取り図面ですが,LSI内部のモジュール(回路ブロック)の配置指定もフロアプランと呼びます.LSI内部の配置は自動で行えますが,マニュアルで適切な配置を指定することにより,LSIの性能を向上させることが可能です.
【出典】(株)アルティマ 技術統括部 一同,下馬場 朋禄,山際 伸一,横溝 憲治;システム開発者のためのFPGA用語集,Design Wave Magazine 2008年12月号 別冊付録,CQ出版社,2008年12月.
機能ブロック(ハード・マクロやソフト・マクロ)を,チップ上のどの場所に配置したらよいかなど,レイアウトの構成を大ざっぱに決めること.フロアプランを行うためのツールをフロアプランナ(Floorplanner)と呼ぶ.
従来,フロアプランの目的は,配置配線の効率を向上させ,チップ面積を最小化することだった.しかし,最近ではタイミングの問題を解消するためにフロアプランを行うことが多い.LSIが大規模化するにつれて回路素子の遅延よりも回路素子間の配線遅延が大きくなってきている.配線遅延を評価するためには,フロアプランナと静的タイミング解析ツールを組み合わせて利用する必要がある.さらに,静的タイミング解析ツールで評価した遅延情報を論理合成ツールに渡したり,論理機能とレイアウトの両方をバランスよく最適化する必要がでてきた.そのため,フロアプランナ,静的タイミング解析ツール,論理合成ツールの融合が非常に重要になっている.
【出典】西久保 靖彦;基本システムLSI用語辞典,CQ出版社,2000年5月.