故障シミュレータ
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故障シミュレータ【Fault Simulator】
LSIをテストするときに入力するテスト・パターンの有効性を判定するシミュレータ.そのテスト・パターンによって,被測定デバイスのどの箇所の故障(欠陥)を検出できるかを示す.
故障シミュレータは,論理シミュレータがベースになっている.故障モデルを設定した回路と正常な回路に同一のテスト・パターンを入力して実行する.それらの出力パターンが異なれば,用意した入力パターンは故障を判定できる有効なパターンであると言える.一般には,故障検出率が90~95%以上になるように,テスト・パターンを作成する.テスト・パターンの故障検出率を上げやすい回路を採用したり,テスト・パターンを自動生成できる回路を採用することをテスト容易化設計(Design for Testability),テスト・パターンを自動生成することをATPGと呼ぶ.
【出典】西久保 靖彦;基本システムLSI用語辞典,CQ出版社,2000年5月.