複素数演算
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2009年2月23日 (月) 03:00の版
複素数演算(ふくそすうえんざん)
複素数は,ベクトルの概念が発達する以前に,2次元の量をまとめて扱う目的で使われていました.つまり,複素数演算はベクトル演算です.また,マルチメディア演算の効率化に効果のあるSIMD(Single Instruction Multiple Data)演算は,複数のデータを同じ演算命令で同時に処理するということから,やはりベクトル演算です.ARMプロセッサでは,SIMD拡張命令として,2個の16ビット数を1個の32ビット・レジスタにパックして,同時に演算を行うSMUAD命令が追加されています.また,SMUAD命令は積和演算に使いやすいように作られています.
【出典】宮崎 仁;ARM用語集,デザイン ウェーブ マガジン 2008年6月号 別冊付録,CQ出版社,2008年6月.