Cyclone
出典: くみこみックス
4 行 | 4 行 | ||
Cycloneシリーズは,自動車,通信,家電,ビデオ処理,テスト・計測などの市場で幅広く利用されています('''図2''').また,量産アプリケーションにおいて低コストの目標を確実に達成するための設計手法を採用しています. | Cycloneシリーズは,自動車,通信,家電,ビデオ処理,テスト・計測などの市場で幅広く利用されています('''図2''').また,量産アプリケーションにおいて低コストの目標を確実に達成するための設計手法を採用しています. | ||
最新のCyclone IIIファミリは,最大12万個のLE(Logic Element)を内蔵,最大4個のPLLによってクロックを管理,最大4Mビットのエンベデッド・メモリを内蔵,ビデオ/画像処理や無線通信システムに使用できる乗算器を内蔵,DDR2メモリ・インターフェースや高速差動信号インターフェースを内蔵,といった特徴を持っています('''表''').このFPGAは,台湾TSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Co.)の65nm ロー・パワー・プロセスで製造されています.また,低消費電力化のために,シリコンおよびソフトウェアによるさまざまな最適化を行っています. | 最新のCyclone IIIファミリは,最大12万個のLE(Logic Element)を内蔵,最大4個のPLLによってクロックを管理,最大4Mビットのエンベデッド・メモリを内蔵,ビデオ/画像処理や無線通信システムに使用できる乗算器を内蔵,DDR2メモリ・インターフェースや高速差動信号インターフェースを内蔵,といった特徴を持っています('''表''').このFPGAは,台湾TSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Co.)の65nm ロー・パワー・プロセスで製造されています.また,低消費電力化のために,シリコンおよびソフトウェアによるさまざまな最適化を行っています. | ||
- | |||
- | |||
- | |||
- | |||
<br> | <br> | ||
<br> | <br> | ||
26 行 | 22 行 | ||
[[画像:fpga_t4.jpg|600px]]<br> | [[画像:fpga_t4.jpg|600px]]<br> | ||
+ | <br> | ||
+ | <br> | ||
+ | 【出典】(株)アルティマ 技術統括部 一同,下馬場 朋禄,山際 伸一,横溝 憲治;システム開発者のためのFPGA用語集,Design Wave Magazine 2008年12月号 別冊付録,CQ出版社,2008年12月. | ||
+ | <!-- 【著作権者】○○ ○○氏 --> | ||
[[Category:組み込み技術全般]] [[Category:FPGA]] | [[Category:組み込み技術全般]] [[Category:FPGA]] |
2009年2月20日 (金) 08:43の版
Cyclone 【Cyclone】
Cycloneシリーズは、価格重視の量産アプリケーション向けに開発されたAltera社のFPGAで,ASICに匹敵するコストで高性能と低消費電力を両立させたデバイスです.Cycloneシリーズは,プロセス世代の異なる3ファミリが供給されています.すなわち,130nmプロセスで製造するCyclone,90nmのCyclone II,65nmのCyclone IIIです.それぞれの出荷時期と追加機能の概要を図1に示します.
Cycloneシリーズは,自動車,通信,家電,ビデオ処理,テスト・計測などの市場で幅広く利用されています(図2).また,量産アプリケーションにおいて低コストの目標を確実に達成するための設計手法を採用しています.
最新のCyclone IIIファミリは,最大12万個のLE(Logic Element)を内蔵,最大4個のPLLによってクロックを管理,最大4Mビットのエンベデッド・メモリを内蔵,ビデオ/画像処理や無線通信システムに使用できる乗算器を内蔵,DDR2メモリ・インターフェースや高速差動信号インターフェースを内蔵,といった特徴を持っています(表).このFPGAは,台湾TSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Co.)の65nm ロー・パワー・プロセスで製造されています.また,低消費電力化のために,シリコンおよびソフトウェアによるさまざまな最適化を行っています.
【出典】(株)アルティマ 技術統括部 一同,下馬場 朋禄,山際 伸一,横溝 憲治;システム開発者のためのFPGA用語集,Design Wave Magazine 2008年12月号 別冊付録,CQ出版社,2008年12月.