パソコン用メモリ規格
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パソコン用メモリ規格(パソコンようメモリきかく)
設計の容易さやメモリの流通性,品質の向上などを目的として,パソコン用メモリ規格がIntel社などから提唱されている.最近の主な規格には,次のようなものがある.PC100/PC133は,100
MHzまたは133MHz動作のシンクロナスDRAM(SDRAM)モジュールを前提とした規格である.100MHz動作をPC100,133MHz動作をPC133と称する.ピーク時のメモリ帯域幅は,PC100が800Mバイト/s,PC133が約1Gバイト/sである.PC700/PC800は,Rambus社のDirect RDRAMを搭載したRIMM(Rambus Inline Memory Module)を前提とした規格である.PC700は356MHzのクロックの立ち上がり/立ち下がりを使い,715MHz相当の速度で読み書きする.PC800も同じように,400MHzのクロックで800MHz相当の読み書き動作を行う.ピーク時のメモリ帯域幅は,PC700が1.43Gバイト/s,PC800が1.6Gバイト/sである.PC1600/PC2100は,DDR(Double Data Rate) SDRAMを前提とした規格である.PC1600は,100MHzのクロックの立ち上がり/立ち下がりを使い,200MHz相当の動作速度で読み書きする.PC2100は133MHzのクロックを使い,266MHz相当で動作する.ピーク時のメモリ帯域幅は,PC1600が1.6Gバイト/s,PC2100が約2Gバイト/sである.
【出典】Interface編集部 編;組み込み技術用語集,Interface 2007年8月号 別冊付録,CQ出版社,2007年8月.