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Serial ATA
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シリアル伝送により150Mバイト/sのデータ転送速度を実現するハード・ディスク・インターフェース規格.2001年2月に正式規格として発表された.従来のパラレルATAとレジスタ・レベルで互換性を持たせているため,ソフトウェア的には完全互換を実現している. 差動伝送回路によりノイズ耐性を高め,最大3フィートまでケーブルを延ばせるようにした.ホット・スワップ機能の追加など,使い勝手も向上した.シリアル伝送なのでケーブル芯線数が少なくて済み,細くなったケーブルはパソコンの機内冷却の妨げとならず,引き回しも容易になる.組み立て時の作業性や保守の容易さなど,トータルなコスト・ダウンに寄与する. 従来のパラレルATAでは,ATA-100でグラウンド・ラインを補強した特殊なリボン・ケーブルを採用するなど,高速化の限界が見えていた.そのため,さらに高速なATA-133(パラレル)の提案もあったが,信号線同士のスキューによる伝播遅延差の問題が高速化の足かせになるとの判断から,シリアル化に踏み切った.なお,データ転送速度は,将来的には最大600Mバイト/sを実現する見込み.サーバやネットワーク・ストレージ向けのSerial ATA II規格も策定されている. <br> <br> 【出典】Interface編集部 編;組み込み技術用語集,Interface 2007年8月号 別冊付録,CQ出版社,2007年8月. <!-- 【著作権者】○○ ○○氏 --> <br> <br> [[Category:組み込み技術全般]] [[Category:インターフェース]]
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