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IEEE 1284パラレル・ポート
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いわゆるパソコンのパラレル・ポートの規格の名称.具体的には,セントロニクス互換モード,EPP(Enhanced Parallel Port),ECP(Extended Capabilities Port)を包括する. EPPはHewlett-Packard社とMicrosoft社が開発したもので,データ転送速度は最大8Mバイト/s,デイジ・チェーン接続で最大7台までの機器を接続できる.ECPは主としてIntel社が自社のチップセット向けに開発したもので,DMA(Direct Memory Access)転送モードを備えており,最大2Mバイト/sでデータを転送できる. かつてはCentronics Data Computer社が開発したプリンタ・インターフェースが用いられていたが,各社が独自に仕様を拡張していったため,高機能なデータ転送動作モードなどで互換性が維持できなくなった.そこで,1994年にIEEEで,当時の主要な独自拡張仕様を盛り込んだ標準化が行われた.高速データ転送の利点を生かし,Ethernetアダプタやイメージ・スキャナ,SCSIアダプタなどの周辺機器が製品化されている.しかし,Intel社やMicrosoft社などにより,こうした古いインターフェースをパソコンから一掃しようとする動きが進み,現在のパソコンの新製品はIEEE 1284ポートをもたなくなっている. <br> <br> 【出典】Interface編集部 編;組み込み技術用語集,Interface 2007年8月号 別冊付録,CQ出版社,2007年8月. <!-- 【著作権者】○○ ○○氏 --> <br> <br> [[Category:組み込み技術全般]] [[Category:インターフェース]] [[Category:通信]]
IEEE 1284パラレル・ポート
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