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D級アンプ
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D級アンプ(Class D Amplifier) 増幅素子の能動領域を使わず,信号をいったんパルス信号に変換して,増幅素子のON/OFFのスイッチング動作によって信号を増幅するアンプ.能動領域を使用しないD級アンプは原理的に発熱せず,高い効率が得られる. 入力信号を,入力信号と同じ平均値をもつ高速のON/OFFパルス信号に変換して,電源に接続されたパワー素子を交互にスイッチングする.こうして得られた電源電圧の大きさのパルス信号にはスイッチング高調波成分が含まれているので,ローパス・フィルタ(LPF)を通して不要帯域を除去すれば,増幅された信号を取り出すことができる. D級アンプの効率は定格出力時にもっとも高く,80~95%程度となる.損失は,スイッチ素子であるMOSFETのON抵抗,ゲート・チャージ,出力LPFの抵抗,駆動回路の消費電流などによる.D級アンプは,スイッチング周波数が高いほど高性能が得られやすい反面,効率や電源電圧利用率が低下したり,不要輻射が増加する. <br> <br> 【出典】Interface編集部 編;組み込み技術用語集,Interface 2007年8月号 別冊付録,CQ出版社,2007年8月. <!-- 【著作権者】○○ ○○氏 --> <br> <br> [[Category:組み込み技術全般]] [[Category:ハードウェア]]
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