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電源投入後やリセット後に,コンピュータ・システムが起動する際の手続きをブートと呼びます.一般のシステムは起動前にはメイン・メモリの内容は空(不定)であり,OSなどのプログラムをどこか(たいていは外部記憶)から読み込んでくる必要があります.そのために,まずプログラムをロードするための小さなプログラム(ローダ)を走らせ,ローダがOSを読み込んで,それからOSに制御を渡すという方法が一般的です.このローダの働きを,「長靴のつまみ皮をひっぱって自分自身を引き上げる」という動作にたとえて,ブートストラップ・ローダと呼び,このような起動手続きをブートストラップと呼ぶようになりました.さらに「ブート」と短縮されるようになり,「起動する」という意味の動詞として使われるようになっています. <br> <br> 【出典】宮崎 仁;ARM用語集,デザイン ウェーブ マガジン 2008年6月号 別冊付録,CQ出版社,2008年6月. <!-- 【著作権者】宮崎 仁氏 --> ---- コンピュータが作動するように,起動をかけること.実際の動作は,コンピュータ始動時に,最初の命令にもとづいて必要なプログラムを記憶装置に読み込ませる. <br> <br> 【出典】西久保 靖彦;基本システムLSI用語辞典,CQ出版社,2000年5月. <!-- 【著作権者】西久保 靖彦氏 --> <br> <br> [[Category:組み込み技術全般|フト]] [[Category:ARM用語|フト]] [[Category:LSI|フト]]
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