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慣性遅延
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慣性遅延【Inertial Delay】 <br> <br> LSIの実回路において,次段以降の動作に影響を与えないほど微小なパルス幅の信号遅延. 通常の信号遅延は伝播遅延と呼ばれ,入力されたパルス信号は次段以降の回路へ確実に伝達される.しかし微小パルスは配線負荷(配線抵抗,配線容量)による積分効果によって消失し,次段以降の回路に影響を与えない.そこで論理シミュレータは,規定値以下の幅のパルスを伝播しないと規定している.なお,次段以降の回路に悪影響を与える微小パルスをグリッチ・ノイズと呼ぶ. <br> <br> 【出典】西久保 靖彦;基本システムLSI用語辞典,CQ出版社,2000年5月. <!-- 【著作権者】西久保 靖彦氏 --> <br> <br> == 関連項目 == * [[グリッチ・ノイズ]] * [[遅延時間]] [[Category:組み込み技術全般|カンセイチエン]] [[Category:LSI|カンセイチエン]]
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