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VLIW(Very Long Instruction Word) 内蔵する処理ユニットの個数に対応する複数の固定語長の命令を128ビットなどの長い1ワードに格納した命令形式をもつCPUアーキテクチャ.超長語命令アーキテクチャとも呼ばれる.このワードに格納された命令は,CPU内で並列処理することが可能.そのためには,コンパイラなどのソフトウェアによって命令の順序依存性の排除や最適化などの事前処理が必要になる.こうしたオーバヘッドや最適化の精度などがCPUの性能を左右すると言われている. Intel社のIA-64(Itanium)やTransmeta社のCrusoeは,VLIWを基本にして独自の改良を加えたCPUである.従来,CPUの処理性能を向上させるには,動作クロック周波数を高め,キャッシュ・メモリを高速化・大容量化するなどして,単位時間当たりに実行できる命令数を増やす必要があった.しかし,CISCに見られるように複雑な処理を行う可変長の命令体系では,複雑なデコーダや順序依存性の検出,アウト・オブ・オーダ処理など,高速化を阻む回路が多数存在するため,限界が見えてきた.この多くをコンパイラで事前処理すれば,集積すべき回路は単純で高速化も容易になるはずである. <br> <br> 【出典】Interface編集部 編;組み込み技術用語集,Interface 2007年8月号 別冊付録,CQ出版社,2007年8月. <!-- 【著作権者】○○ ○○氏 --> <br> <br> [[Category:組み込み技術全般]] [[Category:ハードウェア]] [[Category:プロセッサ]]
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